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<過去のよもやま話>
2007年 4月「月見台中次」
2007年
1月「南蛮菓子」
2006年 10月「栗金団」
2006年 8月「苔」
2006年 6月「蛇の目」
2006年 2月「紅爐一点雪」
2005年 12月「イスタンブール」
2005年 9月「重陽の節句」
2005年 7月「安南焼」
2005年 5月「楓」
2005年 3月「釣釜」
2005年 1月「結柳」
2004年11月「口切」
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| 一年前のその日、「お茶道具を大学の卒業制作に作りたいのです」と問い合わせをいただきました。彼女には、茶の湯の経験はほとんどありません。しかし、茶の湯の世界の秩序、美しさ、侘びに魅せられはじめていました。 |

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稽古を始め、点前を覚え、道具を使い、数奇屋建築や庭に目を向けていく…。
この一年の間に「桂離宮」という名園に出会いました。
桂離宮は、17世紀の初めから中頃までに、八条宮初代智仁親王と二代智忠親王によって造られたもので、日本庭園として最高の名園といわれています。
その一角に、空の月、池に写る月をともに愛でることができるように「月見台」は造られています。中次とは、薄茶器の一種で、円筒型の中央部に合口があるものを言います。
名付けて「月見台中次」。 |
この薄器は、透明樹脂で造られていて、内にある抹茶をほのかに写します。
中次の蓋の上面は月見台そのもののイメージをシャープに写し、中央に月を浮かべています。 周囲には、数奇屋建築の技法である「鉋目」(かんなめ)をほどこしています。
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| 小さな薄器一つの中に、大自然と名園を取り込んだ大きな志をいだいた作品です。添わせてある茶杓も樹脂で造られています。
もとの所には、スワロフスキーをつけて「星」を思わせてくれます。 |
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