1543年、ポルトガル商人を乗せた船が、種子島に漂着。おりしも日本は戦国時代にあり、鉄砲が伝来。1549年、カトリック布教のため、フランシスコ・ザビエルが来日。ポルトガル商船も平戸に入港し、日本との貿易が始まりました。 ポルトガル人は、欧州や東南アジアの品々を多数持ち込みました。それと同時に入ってきたポルトガル語は、今でも沢山の日本語となり残っています。
カッパ・タバコ・コップ・ボタン・カルタ…、カステラ・コンペイトウ・バッテラ・ヒリュウズ…。 200語以上にのぼります。現在のポルトガルでも、日本に伝わってきたお菓子は売られています。いくつかご紹介しましょう。


「カステラ」の元祖、「パォン・デ・ロー」 もともとは、守護聖人のお供えものとして、焼かれていたお菓子です。どの町の菓子店にも、大小たくさん並んでいます。 レストランでは、半生のクリーミィなものを供してくれます。
そしてもうひとつ、「最中(もなか)」となった、「オヴォシュ・モーレシュ」。ポルトガルでは、サクサクの皮の中に、卵黄のカスタードクリームが入っています。これが、日本で工夫されて、あずきあんに代わったのです。

この国のお菓子は、びっくりするほどおいしかったり、信じられないくらいまずかったり。同じ名前で呼んでも、地方によってまるで違う食べ物のように思えます。