万栗はブナ科の植物で、落ちた実が石のようであることから、小石を意味する古語「くり」を用いられるようになったと言われています。
秋の訪れを感じるといただきたくなるのが、栗きんとんです。 二種類があります。 一つは、芋をペースト状にした中に栗の粒を入れたもので、お節料理の定番としてもお馴染みです。


もうひとつは、栗を茹でて潰したものに砂糖を加え、栗の形に絞ったもの。岐阜は旧中仙道沿いの限られた地域で作られています。 9月に入ると九州では栗の収穫がはじまります。 栗が到着すると真っ先に、栗だけで練り上げる金団を作るのが楽しみです。

作り方をご紹介しましょう。
栗は皮付きのまま茹でて、熱いうちに半分に切り中身を取り出します。裏ごしする方が良いのですが、量が多い時はフードプロセッサーにかけます。(写真左)
鍋に、栗の中身、中身の半分弱くらいの砂糖を入れて、弱火にかけます。焦げないようにしっかりと混ぜながら、栗の水分だけで練り上げます。(写真中央)
練り上げた栗をラップに包み、形を整えます。(写真右)

砂糖の量はその時の栗を味見しながら決めます。
作りながらもお腹が一杯に…。
願うのは、今年もいただける幸せが、お客様にも伝わりますようにと。