「蛇の目」とは、輪貫(わぬき)と呼ぶ環の文様が、大蛇の目に似ているところから呼ばれた俗称です。「蛇の目傘」は、傘の中ほどを白く環に貫いていてあるから。

発祥の地は、タイ・ビルマ・ベトナムで、中国を経て唐傘として伝わり、和傘となって元禄時代から使用されました。
それまでの雨具は「笠」で、雨や日照りをさけるために、頭に被るものでした。
今使われている「傘」の漢字は、広げた中に人が入るというところから出来た文字だそうで…納得です。

写真は「蛇の目筒」と言います。蛇の目傘の骨とかがりを意匠としているのでしょう…。濡れた露地の美しさとともに、茶室でも雨を楽しみます。